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フロイトは「夢日記」をつけていたことで有名ですが、実際は男でこのようなことが続けられる人はそうはいません。 どちらかというと男と女では、女性のほうが夢を見る率が高いのではないかと思われます。 それだけ防御的タイプが多いということですが、あなたも夢日記を綴っていくと、意外な自分が発見できるものです。 私たちの心の中には、二重人格、多重人格というものがなくても、人はいくつかの顔を持っているものです。 もともと男だからといって、性的な攻撃性があるとはかぎりません。 この反対に攻撃性の強い女性もいます。 しかしそれは性行為をして初めて分かることで、性体験を経なければ思いもかけぬ自分の一面に気が付かないのです。 ところが、性体験なしでも、夢の中で性行為とおぼしき象徴的行動をとることがあります。 それを夢日記に記すことで、隠れた人格が出てくることがあるのです。 本来私たちは仮面をかぶっており、それを承知している人もいれば、それが仮面であることに気がつかない人もいるのです。 たとえば、ふだんおとなしいタイプだと思っていた人が、クルマに乗ったとたん、正気と思えないスピードを出すことがあります。 これはいみじくも、おとなしい人格が仮面であることがあきらかになった例ですが、夢の中で自分でも気づいていない一面があきらかになることも、大いにありえるのです。 運命的に言えば、できるだけ早く「隠された自分」を知ることが必要です。そうでないと、人生の大切な場面で、突然第二の性格が出てしまったら、隠しようがないからです。 「男性の性器は人物によって象徴化され、女性のそれは風景に象徴される」とはフロイトの説ですが、仮に夢日記を読み返したときに、帽子、腰につけた袋、ピストルなどとかかれていたら、相当性的に成熟した女性であることが分かります。 この種の夢日記をつけていない人は、断片的に夢を見ていることは記憶していても、自分の隠された欲求や性格には気づきません。 それが表面に出たときは周りの人だけでなく、自分も驚くでしょう。と同時にここから深く自分を見つめ直す「きっかけ」がつかめることもあるのです。
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