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最新の眠りの科学によりますと、睡眠は90分セットになっているようで、「浅いレム睡眠→深いノンレム睡眠→浅いレム睡眠→深いノンレム睡眠→浅いレム睡眠」のパターンを何回かくり返しているということです。 最初の30分は眠りに入るまでの時間として外します。 このレム睡眠とは、Rapid Eye Movementの頭文字REMをとって名づけられたもので、日本語では、急速眼球運動睡眠となります。 この名のとおり、眠っていても閉じたまぶたの中で眼球は動いており、脳波は起きているときと同じように活動しています。 視覚神経が起きているので、脳というスクリーンに夢が映し出されている、と考えても良いでしょう。 一方ノンレム睡眠は大脳が眠っている状態を指すので、この時間帯に夢を見ることはありません。 まず、知っておきたいのは、人間と言っても、夢を見やすい体質とそうでない人がいます。この体質の差は、肉体労働派か頭脳労働派かで分かれます。 実際、肉体労働をしたりはげしいスポーツをした日は、夢を見た記憶がないはずです。 あるいは、酔っぱらって寝た日は熟睡して、夢はおろか翌朝には前夜のことも含めて何も覚えていないこともあります。 ところが、遅くまで残業したり、何かについて深く考えたりと頭脳を使った日ほど、眠りが浅く、しばしば夢を見て起きてしまいます。 こう考えると、夢を見やすい体質は神経質で、頭脳活動の盛んな人です。 しかし一方では、頭脳的に劣っている動物もレム睡眠型です。 一見矛盾しますが、神経質には臆病さとか防御という本能が働きます。 つまりどんなに強くても動物は、無防備になる睡眠時は臆病になるため、レム睡眠による防御姿勢をとることになります。 夢を見るためのレム睡眠ではなく、不意の攻撃に備えてのレム睡眠なのです。 ところが多くの人間は、夜眠っているときの不意の攻撃に備える必要はありません。しかし神経質な人は、何らかの防御本能を持っています。 ちょっと揺れを感じただけでも地震ではないかと、目を覚ましたりします。 この種の人は眠りの浅い分、夢もよく見ます。 ふつうは明け方、最後の90分セットのレム睡眠で見た夢だけ記憶していますが、神経質な人やトイレの近い人は、レム睡眠になるたびに目が覚めて、そこで見た夢を記憶しているのです。
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